DXオススメ書籍1:「1冊目に読みたい DXの教科書」 荒瀬 光宏 

DX

 

「DXを進めろ!」と言われて何から手をつけて良いか分からない、あなた!

まずは書籍で勉強してみませんか? 今回は私がDXを勉強するために読んだ

10冊の中で最も得たものが多く、且つ現在私が会社で進めているDX推進の基礎

となっている書籍を紹介します。

 

その書籍がこちらSBクリエイティブ株式会社から発行されている

1冊目に読みたい DXの教科書」です。著者は荒瀬 光宏さんです。

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「1冊目に読みたい」のタイトルの通り、「DXとは何なのか?」から分かり易く

説明されているだけでなく、カラーで図解もたくさんあり、とても分かり易いです。

更に、どのように進めたら良いか具体的な手順が載っており、

まさに「教科書と呼べる!」書籍であると感じました。

 

この本を選んだ理由

私は2年程前に、ある日唐突にDX担当者に選ばれました。

それまでは社内ツールのユーザーの一人として、

  • 社内の通信が遅過ぎる!
  • 出張先から社内のデータにアクセスできない!
  • 紙の書類が多過ぎる!

と文句ばかり言っていましたが、突如、「あなたが今日から、DX担当者です」と言われると

何から始めて良いか分からずパニックになりました。

各ツールの不満点はあるものの、単純にそれを解決するだけでDXと言えるのか?

そもそもDXの定義もよく分かっていないと言うことに気づき、まずは書籍で

勉強することにしました。

 

とりあえず「DX オススメ 書籍」でAmazonで調べて、評価の高いものを10冊購入して

読みました。この10冊の中で、

唯一「DXで目指すべき自社の新しいビジネスモデル」について手がかりを掴めた書籍

であったため、この記事で紹介することとしました。

 

他のDX書籍との違い

私が本書を読んで感じた、他の書籍の最大の違いは、

DXの成功事例を「転換戦略、包含戦略、分離戦略」と言ったタイプ別で紹介していた点です。

(Chapter5 成功事例から学ぶデジタル戦略)

 

DXを

 「業務改善や効率化を行う、守りのDX」と

 「新しいビジネスモデルを構築する、攻めのDX」に

分けた場合、圧倒的に難しいのは後者の「攻めのDX」です。

 

「守りのDX」では、営業支援ツールや、クラウドサーバーによるデータ共有など、

導入する事によるコストや効果が見えやすいですが、

「攻めのDX」では、競合に勝てる新しいビジネスモデルを構築する必要があり、

本当にそのビジネスモデルで利益を上げる事ができるかは、やってみなければ分かりません。

 

私も会社で「守りのDX」についてはプランを作り上げ、着手し、一部で効果も出始めていますが、

「攻めのDX」については、やっとプランがまとまってきた段階で、着手には至っていません。

他の書籍では、手がかりさえ掴めなかった「攻めのDX」について、

唯一、道を示してくれたのが本書です。

  

他の書籍では、DXの成功例として、「AmazonやAppleの凄いところ」が紹介されていますが、

一企業では到底まねる事ができず「結局、ウチの会社は何をしたらいいんだろう、、、」と

全くアイデアが浮かびませんでした。

 

一方で、本書では、業種別のもっと身近な成功例がパターン別で紹介されており、

更に行った戦略も詳細に説明もされていたので、

自社がどのパターンの「攻めのDX」に合っているか判断できるようになりました。

私が読んだ残り9冊の書籍には、これらの内容は記載されていませんでした。

 

また最終章の「Chapter9 未来予測とこれからの仕事」では、

2050年の未来予測や、日本社会が抱える問題、これからの人の役割など

目先のDXや具体的なフレームワークだけではなく、

広い視野で且つ将来を見据えた活動が重要であると書かれていた点も

他の書籍には無いと感じました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本書「1冊目に読みたい DXの教科書」は、カラーで図解もたくさん入っていて、

読みやすく、DXの基本を学べるだけでなく、

他のDX書籍には書かれていない重要なエッセンスが多く盛り込まれていました。

 

まさにタイトル通りDXを学ぶために「1冊目に読みたい」書籍であり、

長く「教科書」として手元に置くべき書籍であると感じました。

皆さんもぜひ読んでみて下さい!

 

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コメント

  1. 荒瀬光宏 より:

    書籍をご活用いただきありがとうございます。攻めのDXは組織が価値を高めるために必要不可欠です。組織によってできる範囲やレベルは異なりますが、組織全体で方向性を共有し一丸となって取り組めれば、道はひらけると思います。頑張りましょう。

    • livelife3f より:

      荒瀬様
      コメントありがとうございます。まさか著者からコメントを頂けるとは大変光栄です!
      まずは自分のできるところから、そこから更にガンガン広げていきたいと思います!

      • 荒瀬光宏 より:

        いいですね。前進あるのみです! 今は競争環境が高速に変化しつづける時代です。環境の変化に適応しつづけられる組織のあり方をぜひ模索し、実現していきましょう。素晴らしいブログありがとうございます。他書籍のご案内も大変参考になります。

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