DXオススメ書籍3:「いちばんやさしいDXの教本」

DX

 

私が読んだDXのオススメ書籍として

第一弾 「1冊目に読みたい DXの教科書」 荒瀬 光宏 

第二弾 DXオススメ書籍2:「DX戦記 ゼロから挑んだデジタル経営改革ストーリー」 中西 聖

をご紹介させて頂きましたが、続いて第三弾として

いちばんやさしいDXの教本 -人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略-」を

ご紹介致します。

 

こちらは株式会社インプレスから発行されている「いちばんやさしい教本」シリーズの一冊で

れから新しい事を始める人に向けた絶対挫折しないがコンセプトの実用書」を

うたっている通り、イラストも多く、始めてDXに触れる方でもとても分かりやすい

内容になっています。

 

実際に読んでみて、DXの全体像が掴めるだけでなく、

DXを実際に進める上での重要なポイントも学べる一冊であると感じましたので、

ぜひ皆さんにも読んで頂きたく、記事にしました。

 

この本を選んだ理由

私は新しい分野の知識を学ぶ場合、まずはYouTubeで情報を集め、その後、

Amazonで評価が高い書籍を複数冊読み、気になったポイントはネット検索や

ブログで情報を補完します。

 

書籍での学びの中で、最初に読むのが今回紹介した「いちばんやさしい教本」シリーズや、

「誰でも簡単○○」や「始めての○○」と言ったタイトルの書籍です。

 

予備知識がほとんど無い状態で書籍を読む事は本当に苦痛で、頭に入って来ないので、

DXに限らず、新しい分野を学ぶ場合は上記のようなフレーズが含まれた

「やさしい」書籍を読むのがオススメです。

 

他の書籍との違い 1つ目:DXの正しい理解

10冊以上のDX関連の書籍を読んで感じた、他の書籍との違いは、大きく2点です。

 

1つ目は、Chapter1の「DXを正しく理解する」です。

他の書籍では、一章目は「DXとは」と言うタイトルで始まったりしますが、

この書籍では「正しく理解する」と言う文言が入っており、

DXを正しく理解する事がいかに重要であると言う強い著者のメッセージが伝わってきます。

 

私が自社で、多部署のDX担当者と話していても「DX = デジタルを使った効率化」と

認識している人が非常に多く、正しく理解できている人は少ないと感じています。

 

DXが正しく理解できておらず、目指すべきビジョンも無い状態で、各部署バラバラに

便利ツールの導入だけが進んでいると言う状況が、今、私の会社で実際に起こっています。

(このような状況の中、私の会社でも、ようやく全社横断のDX組織体の発足が決まり、

 参加できることになったので、何とか現状を打開すべく活動していきたいと考えています!)

 

よって「DXを正しく理解できる」本書を、DX担当者、マネージャーに全員に読んでもらい、

共通認識を持つ事が、その後のDXをスムーズに進める重要な点になると感じました。

 

他の書籍との違い 2つ目:企業体質をデジタルファーストにする

他の書籍と違うと感じた2つ目は、Chapter2の「企業体質をデジタルファーストにする」です。

「デジタルファースト」とは、本書では「デジタル化に取り組む姿勢」と定義されており、

全社でデジタルへのリテラシーを高め、デジタル化のメリットを共有する必要がある

と記載されていました。

 

何もない状態からいきなり大きなDXを始めようとしても、

残念ながら現場は誰も話を聞いてくれません

ツールを入れても、使ってもらえず、見向きもされません。(私の実体験です。。。)

 

そこでまず始めに行うこととして、「ペーパーレス化」が紹介されています。

ペーパーレス化は実現のハードルが高くなく、利用者もイメージし易い活動です。

まずは紙から脱却しデータ化する事で、データの取り扱いに慣れる事ができます。

継続する事でデータが蓄積され、

コストダウンや新しいビジネスの原動力などの次の活動に繋がります。

 

遠回りに見えるかもしれませんが、大きなDXの活動をいきなり始めるのではなく、

まずは企業体質をデジタルファーストに変える事が、大きなDX活動への近道であると

思いました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本書はタイトル通り、内容がやさしくて読みやすく、DXの全体像と重要なポイント

学べる一冊となっております。

特に

 Chapter1:DXの正しい理解と、

 Chapter2:企業体質をデジタルファーストにする

は、今後のDXを成功させる上での土台となり、且つ他の書籍とも異なる部分になりますので、

ぜひ読んで頂けたらと思います。

その他DXのおすすめ書籍も紹介していますので、こちら↓もご覧ください。

 

以上

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